法人口座のネットバンキング手数料を比較

法人口座のネットバンキングは、個人口座のネットバンキングと違い月額料金がかかります。また、振込手数料も個人口座のネットバンキングに比べて割高です。

法人口座のネットバンキング利用料・振込手数料の一覧(下表)をご覧ください。

法人口座のネットバンキング手数料を比較(3万円未満)

銀行名 サービス名 ネット利用料 同一支店 本店 他行あて
三菱UFJ銀行 BizSTATION 月額1,760円 110円 110円 550円
三井住友銀行 パソコンバンクWeb21<デビュー> 月額2,200円 110円 220円 550円
みずほ銀行 みずほビジネスWEB(ライトプラン) 月額3,300円 無料 220円 550円
りそな銀行 りそなビジネスダイレクト(mini) 月額2,200円 無料 330円 660円
千葉銀行 Web-EB 月額2,200円 無料 110円 440円
横浜銀行 ビジネスサポートダイレクト 月額2,200円 無料 110円 440円
北洋銀行 北洋ビジネスダイレクト(A方式) 月額1,320円 110円 110円 440円
静岡銀行 WEB-PCバンキングサービス 月額1,650円 無料 110円 440円
西日本シティ銀行 NCBビジネスダイレクト 月額1,430円 無料 110円 330円
ジャパンネット銀行 ビジネスアカウント 無料 55円 55円 176円
楽天銀行 法人ビジネス口座 無料 52円 52円 168円
住信SBIネット銀行 法人ビジネスサービス 無料 50円 50円 160円
GMOあおぞらネット銀行 ビジネス口座 無料 無料 無料 166円
振込手数料はネットバンキング利用時のものです。 金額は全て税込金額です。
下表は振込金額が3万円以上の場合の手数料一覧です。

法人口座のネットバンキング手数料を比較(3万円以上)

銀行名 サービス名 ネット利用料 同一支店 本店 他行あて
三菱UFJ銀行 BizSTATION 月額1,760円 330円 330円 770円
三井住友銀行 パソコンバンクWeb21<デビュー> 月額2,200円 220円 440円 770円
みずほ銀行 みずほビジネスWEB(ライトプラン) 月額3,300円 無料 440円 770円
りそな銀行 りそなビジネスダイレクト(mini) 月額2,200円 無料 330円 660円
千葉銀行 Web-EB 月額2,200円 無料 330円 660円
横浜銀行 ビジネスサポートダイレクト 月額2,200円 無料 330円 660円
北洋銀行 北洋ビジネスダイレクト(A方式) 月額1,320円 110円 220円 550円
静岡銀行 WEB-PCバンキングサービス 月額1,650円 無料 330円 660円
西日本シティ銀行 NCBビジネスダイレクト 月額1,430円 無料 110円 550円
ジャパンネット銀行 ビジネスアカウント 無料 55円 55円 275円
楽天銀行 法人ビジネス口座 無料 52円 52円 262円
住信SBIネット銀行 法人ビジネスサービス 無料 50円 50円 250円
GMOあおぞら
ネット銀行
ビジネス口座 無料 無料 無料 261円
振込手数料はネットバンキング利用時のものです。 金額は全て税込金額です。

表の通り、メガバンク・地方銀行の法人口座でネットバンキングを利用するには毎月2,000円程度の月額利用料がかかるうえ、振込手数料も個人口座より割高です。

ところが同じ法人口座でも、ネット銀行なら月額利用料がかからず、また、振込手数料は個人口座の金額とそれほど大きく変わりません。メガバンク・地方銀行の振込手数料の、実に半分から4分の1程度で済みます。

さらに、簡単な条件を満たすことで振込手数料が毎月、所定の回数まで無料になるネット銀行もあります。

振込手数料の比較シミュレーション

シミュレーションをしてみましょう。他行に年間20回振込みを行うとして、三井住友銀行からネット銀行の「GMOあおぞら銀行」に乗り換えた場合、経費どれだけの削減できるでしょうか。

結果は年間36,580円87.5%の経費削減が実現出来ました。

月額料金の有無はもちろん、振込回数が数十回にもなれば、振込手数料の負担も目に見えて大きくなります。

この差は、事業内容や規模によってさらに広がります。

振込元の銀行名は記載されない

ちなみに、ネット銀行から振込をしても振込元の銀行名は記載されません。

ネット銀行から振込みをしても、相手の明細には振込元の名義(会社名)が記載されるだけで、 銀行名は記載されません。つまり、相手からすれば、どこの銀行から振り込まれたのかは明細を見てもわからないのです。

  • 取引銀行がネット銀行の会社は心配
  • 振込先でネット銀行を指定されると心配
  • こうしたケースもあるかもしれません。そんな方は下記のように対応すると良いでしょう。

  • 会社のホームページの「取引先銀行」
  • 請求書の「振込先」
  • 会社のホームページの「取引先銀行」や、請求書の「振込先」は取引先に見られる部分ですので大手銀行名を併記する。

    このように、大手銀行の口座をメインで利用し、ネット銀行は送金専用にすることで、お互いのデメリットを補完し合った効率の良い運用が可能となります。

    送金する時はネット銀行経由で振り込みコスト効率を高める。細かいようですが確実に経費削減となります。

    手数料の安いネット銀行法人口座

    ネット銀行の法人口座のネットバンキングは、メガバンク・地方銀行の法人口座のネットバンキングに比べて手数料が安く、経費削減の面で圧倒的に有利です。

    ネット銀行であれば、基本利用料も無料で送金専用の口座として、持っておいても損はないと思います。

    月額料金もかからないので、ネット送金専用の口座としてひとつ作っておくと大変役に立つでしょう。