インターネットバンキングとネット銀行の仕組みと安全性

ネット社会になって、インターネットを介して利用する商品やサービスがとても多くなりました。

金融の分野では、日本で20年以上前にインターネットバンキングサービスの提供が開始され、その数年後にはインターネット専業の銀行、いわゆる「ネット銀行」が誕生するなどし、ネットバンキングは現在も利用者を増やし続けています。

実際に多くの方がインターネットバンキングやネット銀行を利用しているのですが、それでも安全性が気になるからと利用を控えている方もいるのではないでしょうか?

そんな方にこそ知ってほしいインターネットバンキングおよびネット銀行の仕組みと安全性についてご紹介していきたいと思います。 ※「インターネットバンキング」と「ネット銀行」の違いについては下記の記事にてご確認いただけます。

インターネットバンキングの魅力と仕組み

まずは、インターネットバンキング(ネットバンキング/オンラインバンキング)の魅力についてです。

ネットバンキングの魅力としては、大きくわけて、利便性、手数料、金利の3つが挙げられます。

利便性に関しては言うまでもないかと思いますが、やはりインターネットバンキングということでインターネットから取引ができるのは大きな魅力です。

パソコンやスマートフォンなどからいつでも残高や取引明細が確認できますし、振り込みもできます。インターネットで取引が完結するからこそ、今の時代のビジネスにも合っていると言えるでしょう。

ネットバンキングでは、手数料の安さも魅力になってきます。銀行の振込手数料がどんどん高くなってきていることはご存知かと思いますが、ネットバンキングであれば手数料を大幅に抑えられます。

同じ銀行間での振込であれば無料としているところもありますし、振込回数や金額、口座の利用状況などの条件で手数料が安くなったり無料になったりすることもあります。銀行の手数料が高くなっている今だからこそ、手数料を抑えられるネットバンキングの利用価値が高まっているのです。

さらに、GMOあおぞらネット銀行をはじめとしたインターネット上でのみサービスの提供を行う銀行「ネット銀行」なら、金利に関しても有利です。日本の金利事情というのは、お世辞にも良いとは言えません。そのため、最初から金利には期待していないという方も多いでしょう。

しかし、ネット銀行であれば金利の面でも有利になります。従来からの一般的な銀行と比べて劇的に良いとまでは言えないかもしれませんが、ネット銀行であれば比較的高い金利での運用が可能となります。

このように利便性、手数料、金利と3つの魅力を持っているネットバンキング・ネット銀行なのですが、どのような仕組みで成り立っているのでしょうか?この仕組みを知ることによって、ネットバンキングに対する安全性への不安といったものも解消されるかと思います。

安全に取引できる仕組み

通常、銀行を利用するときは、ATMでキャッシュカードや暗証番号といったものを使います。一方、インターネットで取引を完結させることのできるインターネットバンキングでは、キャッシュカードや暗証番号の代わりに契約者番号などのIDとパスワードで利用者を識別しています。これらは一見リスクが高いように思えますが、カードの盗難や紛失、暗証番号の盗み見などの心配が無い分、むしろ安全性が高いのです。

特に、パスワードに関しては第2パスワードなどで不正がないように管理されています。ランダムな数字が書かれたカードや、一定時間ごとに異なる数字の羅列を表示するトークンが銀行から発行され、たとえメインパスワードが第三者に知られてしまったとしても、これらを持っている本人でなければ振り込み等の取引操作ができないようになっています。 例えば、下記はGMOあおぞらネット銀行のインターネットバンキング認証用アプリですが、何かの取引を実行するときに毎回1度限り使用可能なパスワードが発行されます。非常に強固なセキュリティですね。

GMOあおぞらネット銀行 認証アプリ

(画像出典:GMOあおぞらネット銀行)

ほかに、利用者に秘密の質問(ペットの名前、出身小学校、母親の旧姓など)を設定させることで、本人へのなりすましを防ぐといった対策も取られています。

銀行側がおこなうセキュリティ対策

ネットバンキングのサービスを提供する上で、銀行側もセキュリティ対策をしっかりとおこなっています。というよりも、高いセキュリティ対策をおこなっていないと、そもそもネットバンキングのサービスを提供することができません。

銀行側がおこなうセキュリティ対策としては、ログインがおこなわれた際に利用者の登録したメールアドレスに通知メールが送信されるといったものがお馴染みです。

先で触れたパスワード表やトークンを配布するのも銀行側がおこなっているセキュリティ対策のひとつですし、ほかにも、アクセス元のIPアドレスを制限したり、万が一不正取引があったときのために振込限度額やATM出金額を少額に制限する機能も用意されています。

例として、GMOあおぞらネット銀行が行っているセキュリティ対策の一部をご紹介します。

  • ・ID認証
  • ・ワンタイムパスワード認証
  • ・トランザクション認証
  • ・指紋認証
  • ・取引パスワード認証
  • ・カード暗証番号認証
  • ・クライアント認証(法人のビジネスID管理利用者向けの機能)
  • ・ログインロック
  • ・自動ログアウト
  • ・取引ロック
  • ・カード暗証番号ロック(ATM取引)
  • ・振込限度額設定
  • ・ATM利用に関する限度額設定
(参考URL:https://gmo-aozora.com/security/our-security.html)

また、銀行は万が一のときのことも考えて保険に加入しています。利用者以外がログインできないようにセキュリティ対策を徹底しているものの、それでも万が一のことが起こった場合、被害を補償できるように口座の不正使用保険というものに加入しているのです。もちろん、その保険料は銀行側が負担しています。

利用者が取るべき対策

セキュリティ対策を銀行側に丸投げするのではなく、利用者本人も対策を実践することでより安全にインターネットバンキングやネット銀行を利用することができます。

そのためには、銀行それぞれがどのようなセキュリティ機能を提供しているのかを知ることが最初の一歩となります。そのうえで、できる限り複数のセキュリティ機能を有効にします。二重三重に手を打っておくことで、その分セキュリティリスクを下げることができるからです。

パソコンやスマートフォンにウィルス対策ソフトを導入するのも対策のひとつです。あらゆるリスクから身を守るための方法や機能が提供されます。ウィルス対策ソフトを使用する際は、ソフトウェアを最新版に保つことが大切です。

まとめ

インターネットバンキングでは、契約者番号などのIDとパスワードで利用者を識別しています。銀行側も徹底したセキュリティ対策をおこなっていますが、それにプラスして利用者自身でも対策を講じることで、より安全にインターネットバンキングやネット銀行を活用していくことができるでしょう。

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